イチロー選手が世界最多安打にもう少しと迫ってきている。日米通算は記録なのか?という声もあるが、大した問題ではないと思う。単純に世界のプロ野球で一番ヒットを打った人。韓国、台湾、独立リーグ、どこでもいい。世界で一番ヒットを打って、世界で一番沢山の人にエネルギーを与えた野球選手。それがイチロー選手だということだけで十分だ。
思えばこの20年、イチロー選手の活躍に日々一喜一憂していた。
オリックス時代、私はまだ小学生でイチロー選手をテレビで観る機会も少なかった。たまに見ることができるスーパースターという感じで、遊びで振り子打法をやっていた。なんとなくイチロー選手がやっているからカッコいいみたいな感じだった。
その頃は、中日に3年連続首位打者のパウエル選手もいたし、首位打者は何年も同じ人がとるものだと思っていたが、それは違うということに大きくなってから気づいた。3割バッターが2~3人しかいなくても3割5分打つイチロー選手は普通だと思っていたが、それも違うことに大きくなってから気づいた。
あの頃は、田口選手、ニール選手、なども在籍しオリックスファンの子供も多かった。頑張ろう神戸での日本一に勇気づけられた人も多かっただろう。
私が本格的にイチロー選手の活躍に目を見張るようになったのは、メジャーに行った後だ。初めての日本人野手。7年連続首位打者という意味の解らない記録を持っていても、アメリカで通用するのか、疑問の声が多かった。そのとき、まだ中学生だった私はアメリカ行っても日本のときみたいに首位打者とるんだろうなぁ、と軽く思っていた。イチロー選手が首位打者なのは当たり前だと思っていた。そして、本当に一年目から首位打者を取った。盗塁王とMVPもとった。イチロー選手なら当たり前だと思っていた。逆に、2年目にイチロー選手が首位打者を逃したときは衝撃だった。それぐらい私の中ではイチロー選手=首位打者だったのだ。
シーズン最多安打を打ったとき、私は大学生だった。その頃には、毎日イチロー選手の試合をチェックしていた。午前中やっているから授業中にチェックするのに丁度良かった。イチロー選手がヒットを打つたびに、心の中でガッツポーズをしてやる気がでてきた。その頃は、毎日2本くらい打つのが当たり前だった気がする。1安打だと(調子悪いのかな?)と思っていた。よく考えたら異常だ。
WBCも大学で観ていた。韓国戦のイムチャンヨンから打ったヒットは忘れない。あの場面で打つ。スーパースターだ。
そして、今私は働いている。イチロー選手は変わらずヒットを打っている。そして、今もイチロー選手の活躍に一喜一憂している。
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